去年の同じ時期と比べたいのに、データが残っていない。BigQuery を組むには GCP・SQL・請求設定が要る。このダッシュボードは、Search Console に読み取り専用ユーザーを1人追加するだけで、毎週の集計を無期限に残します。
Search Console の検索パフォーマンスは、画面でも API でも直近16ヶ月分しか参照できません。それより古い日付を指定しても、データは返りません。エクスポートしていなければ、17ヶ月前の順位・クリック数は二度と取り出せません。
困るのは次の場面です。
対処は「消える前に外へ出して保存する」しかありません。手作業の CSV 書き出しは続かず、BigQuery 一括エクスポートは設定した日以降しか溜まりません。
毎週月曜 07:00(JST)に、各サイトの直近28日を取得して保存します。Search Console の確定データは約3日遅れなので、月曜時点で先週木曜までが揃っています。取得した各回を「スナップショット」と呼び、上書きせずに残します。
| 取得(例) | データ期間(例) | 前回との重複 |
|---|---|---|
| 9/1(月)取得 | 8/1 〜 8/28 | — |
| 9/8(月)取得 | 8/8 〜 9/4 | 8/8 〜 8/28(21日) |
| 9/15(月)取得 | 8/15 〜 9/11 | 8/15 〜 9/4(21日) |
隣り合うスナップショットは21日分が重複します。複数回分を足し合わせても「過去N週の合計」にはならないので、合算はしません。推移グラフの各点は「その時点の28日集計」で、クリック・表示・重み付き順位・CTR をそれぞれ独立に持ちます。
蓄積は権限を付与した週から始まります。Search Console 側に残っている過去分(最大16ヶ月)は初回にさかのぼって取り込み、以降は毎週追加します。Free プランは6ヶ月、Solo 以上は無期限に保持します(料金)。
クエリ・ページ・サイト全体のそれぞれで、スナップショットごとの28日集計を時系列に並べます。見るときの約束は3つです。
Claude Code からは gsc_query_trend で同じ時系列が引けます。「『結婚相談所 料金』の順位推移を出して」で、スナップショットごとの順位・表示・欠落リスクが返ります(Claude から使う)。
Google 公式の恒久保存手段は BigQuery 一括エクスポートです。向いている規模が違うので、どちらが上という話ではありません。
| BigQuery 一括エクスポート | このダッシュボード | |
|---|---|---|
| 保存が始まる時点 | 設定した日以降のみ(過去分は入らない) | 権限付与後の初回取得で、残っている過去分(最大16ヶ月)を取り込む |
| 粒度 | 日次・全行(匿名化クエリを除く) | 週次の28日集計(クエリ×ページ) |
| 必要なもの | GCP プロジェクト・請求先設定・SQL | Search Console でユーザーを1人追加するだけ |
| 50,000行上限 | 影響なし | 検知して分割再取得。1日で5万行を超える巨大サイトは全件取れない |
| 複数サイト横断 | プロパティごとにデータセット。横断は SQL を書く | 標準で横断 |
| 改善候補の抽出 | 自分で書く | 惜しい順位・低CTR・下落・上昇が固定ルールで出る |
| AI からの利用 | BigQuery の MCP を別途用意 | MCP 同梱(期間・欠落リスク付き) |
| 費用 | BigQuery の保存・クエリ従量 | プロパティ数課金(Free 0円〜) |
1日あたり5万行を超える巨大サイト(大規模ECや大手メディア)は、分割しても API では全件取れません。その規模では BigQuery 一括エクスポートが適切で、このダッシュボードは補助になります。中小規模の複数サイトを週次で見る用途では、こちらの方が手間がかかりません。
東京リージョンの PostgreSQL(Supabase)。ログイン済みの許可アカウントのみ読めます(行レベルセキュリティ)。海外リージョンへの複製はしません。
Google のサービスアカウント(読み取り専用)です。Search Console への書き込みはできず、秘密鍵は Git 管理外の1か所にだけあります。
Search Console からユーザーを外せば、次回以降の取得は止まります。蓄積済みデータは依頼に応じて削除します。
契約期間の終了までは閲覧できます。終了後は Free と同じ扱い(1プロパティ・6ヶ月保持)になり、超過分は30日後に削除。期間内の再契約で復元できます。