指標の定義
このダッシュボードと MCP ツールが返す数値の計算方法。ルール版 2026-09-03.1。
データ期間と取得日
毎週月曜 07:00(JST)に、各サイトの直近28日(Search Console の確定データは約3日遅れ)を取得して保存します。 「データ期間」は集計に含まれる日付の範囲、「最終取得」は取得を実行した時刻です。鮮度はデータ期間の終了日で判断してください。
隣り合う取得は21日分が重複するため、複数回分を足し合わせても「過去N週」にはなりません。推移グラフの各点は「その時点の28日集計」です。
掲載順位(表示回数で重み付け)
複数のクエリやページ、複数の期間をまとめるとき、順位は単純平均しません。表示回数10のクエリと10,000のクエリを同じ重みで平均すると数値が狂うためです。
順位 = Σ(順位 × 表示回数) ÷ Σ(表示回数)
順位は小さいほど良い指標です。画面では改善を緑、悪化を赤で示し、「改善」「悪化」の文字も併記します。
欠落リスク(truncation_risk)
Search Console API は 1日・1サイト・1検索タイプあたり 50,000 行までしか返さず、超えた分はエラーなく黙って切り捨てられます。取得時に行数を見て3段階で記録します。
| 値 | 条件 | 読み方 |
|---|---|---|
| なし(none) | 取得行数が上限の80%未満 | 下位データの欠落はない |
| 上限に近い(near) | 上限の80%以上 | 下位のクエリ・ページが欠け始めている可能性。下位の増減を論じない |
| 上限到達(hit) | 50,000行に到達 | 下位は確実に欠落。期間を分割して再取得する。「減った」と結論しない |
上限に達した場合、取得側は期間を 2 → 4 → 7 分割して取り直し、表示回数で重み付けして再集計します。 実測では onet.co.jp の180日で 50,000行 → 71,323行(+42.6%)が回復しました。 ただし1日単位で50,000行を超える巨大サイトでは分割でも全件は取れません。
惜しい順位(11〜20位)
表示回数100以上で順位が11〜20位のクエリ。2ページ目にいて、リライトで1ページ目に上がる余地があるもの。
狙い目スコア = 表示回数 × (21 − 順位) ÷ 10
表示回数が多く、順位が11位に近いほど高くなる暫定スコアです。期待クリック増分ではありません。
高表示・低CTR
表示回数1,000以上で CTR が1%未満のページ。title・ディスクリプションの改善候補。
増分クリック見込み = 表示回数 × (順位別の期待CTR − 実CTR)
執筆モードの判定
| 判定 | 条件 | やること |
|---|---|---|
| 主戦場 | 順位 1〜3位 | 維持。本文の陳腐化に注意 |
| 伸ばす | 4〜10位、表示100以上、CTRが順位別の期待CTR未満 | title・見出しにクエリの語を明示してCTRを上げる |
| 惜しい | 11〜20位、表示100以上 | 本文で明示的に扱う。見出しを追加する |
| 参考 | 上記以外 | — |
順位は丸め前の値で判定し、期待CTRの参照は順位を切り上げた整数で行います。
順位別の期待CTR(暫定基準)
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 28% | 15% | 11% | 8% | 7% | 5% | 4% | 4% | 3% | 3% |
CTRはブランド語・端末・検索意図・SERP機能で大きく変わります。固定値は異常判定ではなく「見に行く順番」を決めるための基準です。
変化バッジ(前回取得比)
両回とも表示回数50以上のクエリで、順位が3以上悪化したものを下落、3以上改善したものを上昇とします。前回に無かったものは新規。 判定(主戦場など)は現在位置、変化バッジは時系列で、別の軸です。
AI から使う
Claude Code では gsc MCP サーバー(gsc_sites、gsc_top_queries、gsc_striking、gsc_page_brief、gsc_action_queue など)が、この画面と同じ蓄積データと同じ判定ルールで応答します。
claude.ai では Supabase のホスト型 MCP(読み取り専用)をカスタムコネクタとして登録し、v_gsc_* ビューに SQL で問い合わせます。
どちらの経路でも、応答には期間・取得日・欠落リスク・行数・集計方法の情報(meta)が付きます。数値を引用するときは欠落リスクを併記してください。