FEATURE / 施策キュー

今週直す記事は、全サイト横断で1つのキューに並んでいる。

リライトの優先順位を「感覚」で決めると、担当者ごとに違う記事を直します。施策キューは惜しい順位・低CTR・下落・上昇の4種類を同じ式で点数化し、13サイトでも1画面に並べます。開いた瞬間に、今週の候補が決まっています。

4種類の候補と、その定義

種別ごとに条件と並び順が固定されています。条件を満たすものだけが出るので、キューが空のサイトは「今週は直すものがない」という意味です。

種別条件並び順やること
惜しい順位 11〜20位、表示回数100以上のクエリ狙い目スコアの降順本文でその語を明示的に扱う。見出しを1本追加する。別記事の主戦場なら統合を検討
低CTR表示回数1,000以上、CTR 1%未満のページ増分クリック見込みの降順title・ディスクリプションを検索意図に合わせて書き直す。順位はそのままクリックだけ増やす
下落前回取得比で順位が3以上悪化(両回とも表示50以上)表示回数の降順先に欠落リスクを確認。競合の更新・自サイトの変更・SERP機能の変化を切り分けてから直す
上昇前回取得比で順位が3以上改善(両回とも表示50以上)表示回数の降順何が効いたかを記録する。内部リンクを増やして押し上げる。報告書の「成果」欄に使う

「惜しい」「低CTR」は現在位置で決まる判定、「下落」「上昇」は前回取得との比較です。軸が違うので、同じクエリが「惜しい」かつ「上昇」になることもあります。

並び順を決める2つの式

狙い目スコア(惜しい)

狙い目スコア = 表示回数 × (21 − 順位) ÷ 10

表示回数が多く、順位が11位に近いほど高くなります。例: 表示8,120・順位12.4 なら 8,120 × 8.6 ÷ 10 = 6,983。 期待クリックの増分ではなく、「1ページ目に上がったときの影響が大きい順」を作るための暫定スコアです。

増分クリック見込み(低CTR)

増分クリック見込み = 表示回数 × (順位別の期待CTR − 実CTR)

例: 表示3,150・順位4.1(期待CTR 7%)・実CTR 0.8% なら 3,150 × (0.07 − 0.008) ≒ 195。 期待CTRは順位を切り上げた整数で参照します。基準値は 指標の定義 にあります。

順位はどちらも表示回数で重み付けした値です。単純平均を使うと、表示10のクエリが表示10,000のクエリと同じ重さになり、スコアが狂います(データの正しさ)。

全サイト横断で並ぶ

サイトごとに画面を開いて転記する必要はありません。管理しているすべてのプロパティの候補が、同じ列で1つの表に出ます。サイト・種別・担当・状態で絞り込めます。

今週の施策キュー(例)

種別サイト対象順位表示スコア根拠
惜しいkekkon-db.bzf.jp結婚相談所 料金 比較12.48,1206,983狙い目スコア
低CTRbizfun.co.jp/blog/wordpress-speed/4.13,150227増分クリック見込み
惜しいgif-mon.comgif 圧縮 無料13.85,4103,895狙い目スコア
下落bulkfit24.comサイドレイズ 重量7.21,029順位 4.0 → 7.2
上昇kekkon-db.bzf.jp結婚相談所 30代 男性8.92,300順位 14.1 → 8.9

例。サイトは自社運用のもの、数値は説明用です。実際の画面ではデータ期間・取得日・欠落リスクがサイトごとに表示され、担当者と状態(未着手・対応中・完了)を付けられます。

全サイト横断のキュー・担当管理・注釈は Team 以上のプランに含まれます。Solo では各サイトごとの候補一覧が使えます(料金)。

週次の使い方

蓄積は毎週月曜 07:00(JST)に自動で走ります。Search Console の確定データは約3日遅れなので、月曜時点で直近28日(先週木曜まで)が揃っています。キューはその取得結果から作られます。

月曜: キューを開く

新しい候補と、前週に「対応中」にした記事の変化を確認する。

火〜木: 上位から直す

候補を執筆モードで開き、title・見出しを直す。状態を「完了」にする。

4週後: 効果を見る

28日窓が入れ替わったところで順位・CTRを比較。「上昇」に出たら記録する。

週次通知(Solo 以上)を有効にすると、月曜の取得完了後に新しい候補の件数がメールで届きます。

代理店の週次チェック手順

Web制作会社・SEO代理店で複数クライアントを見る場合の、1回30分を想定した手順です。BizFun が自社13サイトで行っている運用をそのまま書いています。

  1. 欠落リスクを先に見る。 サイトごとの取得結果に「上限に近い」「上限到達」が付いていたら、そのサイトの「下落」は信用しない。分割再取得の結果を待つ。
  2. 「下落」を最初に処理する。 表示回数の多い順に3件まで。放置すると来週も出る。切り分け(競合・自サイト変更・SERP変化)だけ済ませ、直すかどうかを決める。
  3. 「惜しい」を狙い目スコア順に、サイトごとに1〜2件選ぶ。 全サイトの上位だけ取ると大きいサイトに偏るので、サイト単位で選ぶ。
  4. 「低CTR」は title 変更だけで済むものを優先。 増分クリック見込みが大きく、順位が 3〜6位のものは1週間で効果が見える。
  5. 担当と状態を付ける。 「対応中」にした候補は翌週のキューでも追える。完了した候補は報告書の「実施した施策」欄にそのまま貼れる。
  6. 「上昇」は報告に使う。 前週に直した記事が「上昇」に出ていれば、それが成果。出ていなければ4週待つ。

同じ手順は Claude Code からも実行できます。「今週直す記事は?」と聞くと gsc_action_queue が同じキューを返し、欠落リスクも一緒に付いてきます(Claude から使う)。

ほかの機能

数値の計算方法は 指標の定義、プラン別の機能は 料金、全体像は サービス紹介 を参照してください。

複数サイトを1画面で

Team プランは5プロパティから。全サイト横断の施策キュー、担当管理、週次通知が含まれます。

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